ヘモグロビンおよびヘマトクリットのポイント・オブ・ケア指先穿刺検査

Hb と Hct の両方を測定する唯一のPOC測定器

スタットストリップヘモグロビンおよびヘマトクリット測定器システム (StatStrip Hb/Hct) は、貧血スクリーニング、そして Hb および Hct 検査を計算値ではなく測定値でモニタリングを行う唯一の POC システムです。 この重要で画期的な飛躍は、ノバ・バイオメディカルが開発した新しい特許取得済みの電気化学技術によって可能となっています。 微量の指先穿刺毛細管血検体 (1.6 µL) および 40 秒以内の検査結果に加え、StatStrip Hb/Hct はポイント・オブ・ケアにおける臨床判断を向上させます。
貧血評価
精度の高い貧血評価には、Hct 測定値 (赤血球容積) と Hb 測定値の両方が必要です。 しかし、現在の POC 測定器で可能なのは Hct の計算された推定値を出すことのみです。

Hct 計算値は正常な Hct と Hb の関係 [Hct % = 3 x Hb (g/dL)] を前提としており、Hct が異常な場合は不正確となります。

このような異常は、赤血球構造的異常、異常ヘモグロビン症、および感染、自己免疫疾患、毒素、薬物、化学薬品に起因する溶血性疾患では特に顕著です。 これらの疾患では、計算された結果は治療に悪影響を及ぼす可能性があるため Hct 測定値が必要です。

最小の検体
スタットストリップ Hb/Hct の 1.6 µL 指先穿刺毛細管血検体により、日常の Hb および Hct 検査、また貧血スクリーニングは患者にとって実質的に無痛となります。 また血液喪失の急性患者のモニタリングも頻繁に行うことができます。

経済性の高い Hb および Hct 検査
指先穿刺毛細管血の検体採取により、費用のかかる採血用備品、静脈切開術、検査室検査が不要となります。 単回使用の低コストバイオセンサーと組み合わせ、StatStrip Hb/Hct は経済的な POC Hb および Hct 検査を以下のような多くの医療環境で提供します:

• 血液バンク
• 腫瘍クリニック
• 妊婦検診
• 透析センター
• プライマリケア/一般診療
• 病院

検査室との優れた相関関係
スタットストリップ Hb/Hct の検査結果は、検査室参照方法とよく相関します。

簡単でシンプルな POC 貧血検査

シンプルで安全な検査
グルコース自己検査と同様、スタットストリップ Hb/Hct の単回使用バイオセンサーではキャリブレーションやコーディングは不要です。 バイオセンサーエジェクターによりタッチフリー廃棄が可能となり、バイオハザードの可能性を排除します。

検査はシンプルな 3 つのステップで構成されます

 

 

 

 

 

全データ接続性
スタットストリップ Hb/Hct は、患者記録のデータ完全性のため有線および無線の双方向接続を行います。

以下のような機能があります:

• POCT1-A2、ASTM、または HL7 を介した接続
• ダッシュボード記号によるデータ例外の迅速な特定
• データ統合と測定器から他のデータサイトへの転送
• 完全なデータセキュリティと暗号化

小型で軽量
スタットストリップ Hb/Hct の小型で軽量なデザインのため、寸法と重量が Hb のみを測定する他の POC システムの半分以下です。 明るい色の画面は、他のシステムのモノクロのディスプレイよりも大きく、読みやすくなっています。